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 ワタクシは北海道で釣りや屈斜路湖でレンタルカヌーを使ったツアーなどのガイドをしています。このブログは、フライフィッシングをつうじて出逢った情景や魚たちを中心につづっています。ガイドの詳細や問い合わせは、こちらから。釣りやカヌーのことにかぎらず、北海道旅行についての相談もお気軽にどうぞ。
北海道ガイドツアーズ・外山明俊




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コンベックス ポラウイング 偏光レンズ 全16色 実戦インプレッション
ジュラルックス+ポラウイングSP
ジュラルックス+ポラウイングSP(写真をクリックすると偏光グラスのページへ)

近頃は、偏光レンズにあまり多くを期待していませんでした。30年近くにわたり、某超有名メーカー製の偏光レンズを含め、ありとあらゆる偏光レンズを試してみても、特に近年はそれほど大差がないというようにも思っています。また、最近は水中を見ることだけにたよらない釣り方というものも身につけていたからです。

一般論としての偏光レンズに望むこと、それは「水面の乱反射をおさえ」、「水中・水底の見やすさ」ということでしょう。しかし、こんなことぐらいでは、いままでの偏光レンズでも、それほど不満はありません。偏光レンズの多くは色が薄いとまぶしく、色が濃いと暗くて良く見えなくなり、結果として目を酷使し疲れます。そんな偏光グラスでも、日中は必ず掛けています。ココがポイントです。逆に言えば日中にしか掛けられないのが偏光レンズなのです。

しかし、今回試す機会を得たコンベックス社製の偏光レンズ・ポラウイングシリーズ、特にSPカラーシリーズの性能には正直、驚かされました。その驚きと感想をここでまとめておきます。これはあくまでも中間発表・途中経過です。今後も長期的に常にフィールドで試し使い続ける予定ですので、あらたに気が付いたことは加筆し、誤っていたかなという部分に気が付けば訂正することもあります。

また、メガネ屋さんの技術力、特に、掛け心地の調整や、レンズのカーブに合わせたフレームカーブの微妙な調整しだいで、ずいぶんとその性能は変わってくるものです。偏光グラスを購入する際は、安値至上主義も理解できますが、その偏光レンズの性能を充分に引き出せる腕を持ったメガネ職人さんとめぐり会うことも重要です。

偏光サングラスは、コストパフォーマンスで言えば量販店で売られている、千円でお釣りの来るぐらいの安物が、最も優れていると言っても良いでしょう。しかし、そこからほんのチョット性能の良い物をと思うだけで、一気に値段のケタが変わります。一応、名の通ったメーカー品なら、フレームと偏光レンズのセット販売もので、1〜2万円前後はするでしょう。このクラスの偏光グラスを買っておけば、まず問題はありませんし、不満もないでしょう。マニアックな世界に囚われたくないかたは、目的が釣りだったのか、サングラスだったのか、何が目的だったのかを再確認して、このへんで落ち着いておいてください。

しかし、そのさらなる一歩を踏み出し、高みを望むならば、確実に性能面では向上し、快適になります。しかし、その性能向上の割合は、上へ行けば行くだけ、わずかな変化でしかありません。値段は、レンズだけで高級サングラスが買えてしまうほどになってしまうでしょう。眼鏡使用者が度付きの偏光レンズを望むならば、さらに高額になることでしょう。偏光レンズに何を望み、どこまでを期待するのかが選択の分かれ目と言っても良いでしょう。かつてのわたしは、偏光レンズなどにたよらないでも釣れると豪語していましたが、すっかり考え方が軟弱になり、偏光レンズの性能に助けられっぱなしの、ぬるま湯の釣り人生にまんまと、はまっています。

偏光レンズ・ポラウイングの代表的な色見本。
偏光レンズ・ポラウイングの代表的な色見本。(写真をクリックすると偏光グラスのページへ)

今回試す機会を得たコンベックス社の「ポラウイング」シリーズ、全16色。どこがどれぐらい優れていて、何がどれぐらい他と違うのか。それをこのレポートで示さなければならないというお題を頂戴しましたが、人によって感じ方が異なるような、感覚的な部分は、なかなか言葉で表現するのが難しい世界なんですよね。しかしながら、「ポラウイング」シリーズ、全16色を実際にフィールドでテストできるという機会は滅多にないことなので、この貴重な経験は、ぜひとも発表しておかなければという使命感のようなものもあります。

赤ヌケだか青ヌケがどうのこうのとか、偏光度が、透過率が、などという専門的なことは、あまり興味がありませんので、書きません。もしどうしてもそのような能書きが知りたいかたは、ネットで調べるなり、メーカーのホームページでも見ていただくとして、ここではより実戦的な、実は本当のところ、現場で「どうなのョ」ってところを身体で、眼で脳で感じたまま、なるべく素直に表現したいと思います。

まず他の偏光レンズとの違いがどこらへんにあるのかというところからはじめましょう。ポラウイングシリーズの目玉商品は、なんと言ってもSPシリーズ。これはマニアック路線のド真ん中です。ポラウイングSPの第一印象は、はたしてここまで淡色である必要はあるのか、はなはだ疑問に感じました。当然のごとく、疑いもします。いままでの淡色系偏光レンズのすべてに裏切られてきましたから。いままでは淡色系で高性能な偏光レンズというのは皆無だったから、後発メーカーとしてはここしか狙いどころがなかったのかな? でも、後発の弱みとは言いません。これはあきらかに後発の強みです。で、狙いはみごとに的中。いままで培ってきた偏光フィルムの知識やレンズ作りのノウハウが結実、イッキにナンバーワンの性能の域まで達し、一流どころと競い合うことが出来たわけですから。

このポラウイングSP、良く観察してみると、見る角度でだいぶレンズの濃度が変化します。これは、まさに偏光レンズの特長である、乱反射を抑え込む機能があるという証拠です。普通のサングラスであれば、ただ単に色つきのレンズ(フィルター)で光を抑え(暗くするだけで)、まぶしさを感じにくくさせています。偏光レンズの性能の良し悪しは、偏光フィルター効果がどれほど的確に不必要な反射光だけを効率良くさえぎることが出来るかで決まってきます。一見、色が薄く見えたポラウイングSPですが、見ようとしている対象物を暗くすることなく周りからの余計な反射光を効率良く抑えているようで、晴天の日中でもそれほどまぶしさを感じません。それでいてやや暗い木陰なども良く見えるという、実はオールラウンダーだったのです。

なるほど。
もともとのレンズが暗かったら明るく見せることは出来ませんが、明るいレンズでまぶしさを抑え込めれば、応用がきく、つまり万能的に使えるんですね。

写真に関する知識のある人ならわかってもらえるかも知れませんが、カメラの絞りを想像してみてください。撮影時の露出は、シャッター速度以外に絞りの開き具合で調整します。暗いときは絞りを開き、明るいときは絞ります。絞りを開くと対象物以外はピントが合いにくくなりボケます。写真の場合はこの効果を利用して、背景などをぼかし、対象物を際立たせたりします。逆に、絞るとより広範囲でピントが合うようになります。同じように人の目も瞳孔が絞りの動きを無意識のうちにしています。明るいレンズであれば、自然に瞳孔を絞り露出を調整しますので、ピントが広範囲で合ってくることになります。それだけでも明るいレンズが有利なことがわかります。人の目の場合は、シャッター速度を調整することは出来ませんし、そして何より写真の世界と違って、背景などのボケ味の美しさを求めることはあまりないでしょう。

目のあまり良くない人が遠くのものを見ようとするときに、目を細めるという仕草をする場合があります。これはまぶたを閉じぎみにすることで目を絞ってピントを合わせようとする無意識の行動です。こんなことからも瞳孔を絞ってピントを合わせるためには、より明るいレンズは有利だということがわかります。

また、こんな話を聞いたことがあります。暗い(色の濃い)サングラスを掛けていると、有害な紫外線が目に入るから良くない。つまりサングラスで暗くすることで瞳孔が開き、紫外線が目に入りやすくなり、ダメージを与えるからあまり良くないのだ、という、まるで逆のような話です。こういうことも淡色系レンズであれば瞳孔を閉じぎみにしておくことができるので、有利になります。淡色系レンズとは言うものの、有害な紫外線は、ほとんどカットしているようなので、心配はいらないでしょう。有害紫外線遮断効果の長期的な耐久性についてはテストのしようがないのでよくわかりません。素材そのものに紫外線の遮断効果があるとのことなので、耐久性もあるのでしょうが、当然のごとく実感は出来ません。

こうしてみてくると、今度はポラウイングのSP以外のシリーズは必要ない、ってことになっちゃう。しかし、それはそれ、人にはそれぞれ好みの問題があるし、SPには無いカラーが欲しい人もいる、ってことで・・・。

SPシリーズ以外で、わたしが面白いなと思ったのは、スポーツカラーシリーズ。ライトカラーシリーズに機能性を持たせた色フィルターをただ単に追加しただけですが、これはなかなか使えるな。用途に応じてのプラス1本は、このスポーツカラーシリーズからの選択になるでしょう。すでにSPを持っていて、次にまた欲がでたら、迷わずこのスポーツカラーシリーズの中から迷ってください。

レンズ性能以外で気に入ったのは、超撥水汚れ防止コート。撥水の耐久テストをおこなう勇気はありませんが、これは釣り人にとってはありがたいです。時には汚れた手で触ってしまうかも知れませんし、常に汚れる可能性のある場所で使うことを想定すれば、絶対に欲しいものです。超撥水汚れ防止コートはオプション設定ですが、SPシリーズに関しては標準にしても良いんじゃないかな。SPを買うようなマニアックな人が、少しばっかりケチって、このコートを付けないなんてありえない。もし付けないで良いと考えている人がいたら、それは売り手側に問題があって、充分な説明をおこたっているとしか思えない。特にSPシリーズのようなオールラウンダーになれば、掛けている時間が長くなり、汚れるケースも増えるので、ぜひとも欲しいものです。

良いことばかりを書きつらねていても仕方がないので、最後に、メーカーさんへ苦言のひとことでも。願わくばSPシリーズのレンズカラーのバリエーションを増やして欲しい、と言いたい。特に赤・青・黄色系を。メーカーさんも気が付いていると思いますが、スポーツカラーシリーズも、SPをベースに作るべきですね。いまの時点では需要がそれほど多くないので仕方がないのでしょうか。SPの性能を維持してカラーバリエーションを増やせば無敵なのに・・・。


今後、各シリーズ・各色の個別インプレッションを連載していきます。興味を持っていただいたかた、偏光グラスの購入を検討中のかたは、お見逃しなく。
| 偏光グラス | 23:23 | comments(0) | trackbacks(1) |
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